【独学で合格できました!】簿記2級ネット試験の対策を紹介
こんにちは、床の間 天です。
僕は2021年2月に日商簿記2級ネット試験に合格しました。
ネット試験に向けて、色々な問題集やテキストに手を出したものの、結局やりこんだのはこの2冊だけでした。
・日商簿記ズバリ!2級的中完全予想模試 (ネットスクール)
・あてるTAC直前予想模試 日商簿記2級 (TAC)
今回は僕が実際に独学で合格した方法に基づいて、それぞれの特徴や使い方、注意点を紹介していきたいと思います。
おことわり
まず最初に、おことわらねばなりません。
日商簿記ズバリ!2級的中完全予想模試 (ネットスクール)は2021年度は刊行されず、その代わり、ペーパー試験/ネット試験両方の本試験対策演習用として『日商簿記検定2級 模擬試験問題集【2021年度版】』が刊行されているようです。
※詳細はネットスクールのHPをご確認ください。
ここでは、"ズバリ!2級的中完全予想模試" を "日商簿記検定2級模擬試験問題集" に置き換えて説明していきいます。
それぞれの模擬問題集の特徴
日商簿記検定2級 模擬問題集(ネットスクール)
難易度(易→難): ★★★☆☆
収録回数(少→多): ★★★★★
値段(高→安): ★★★★★
ひねりはないが、本質が理解できていないと解けない問題で構成されています。
実際のネット試験の難易度は、この模擬問題集の難易度に近いと思います。
ただし、この模擬問題集で70点取れたからと言って、ネット試験を確実に合格できる実力にはまだ足りません。
そこでTACの模擬問題集の出番です。
あてるTAC直前予想模試 日商簿記2級(TAC)
難易度(易→難): ★★★★★
収録回数(少→多): ★★★☆☆
値段(高→安): ★★★☆☆
難易度が高めに設定されています。
応用的な内容も織り込まれており、基礎知識を身に付けていても中々解けない問題構成になっています。
それぞれの模擬問題集の使い方
2つの問題集は下記の順番で使っていきます。
たったの3ステップで、図にするとこんなイメージです。
本試験で取れるであろう、おおよその点数も記載していますので、目安にしてみてください。
①"日商簿記検定2級模擬問題集" をやり込む(70点以上)
まず、ネットスクールの模擬問題集から取り組みます。
いきなりTACから始めるのはおすすめしません!
上述の通り、TACは難易度が高めに設定されているため、基礎がある程度固まってから取り組まないと、自信喪失し受験を諦める可能性すらあります。
まずは素直にスタンダードレベルで構成されているネットスクールの模擬問題集で基礎を固めていきましょう。
「出題と傾向」と「模擬試験8回分」で構成されていますが、「出題と傾向」は飛ばして、いきなり模擬試験から解き始めていいでしょう。
8回分も模擬試験が収録されていますので、全ての回で安定して70点以上取れるようになれば、かなりの実力がついている証拠です。
②"あてるTAC直前予想模試 日商簿記2級" をやり込む(70点以上)
ここまできて、やっとTACの登場です。
「そのままネットスクールの模擬問題集を80点、90点取れるまで繰り返しやりこんだ方がいいのでは?」とか、「TACは実際の試験より難易度お高いんでしょ?やる必要ある?」と思う方もいるでしょう。
あえてTACを登場させる理由は2つあります。
■自身のレベルをもう1段階上げる
この時点であなたはすでに合格圏内とは思いますが、まだ確実に合格できる実力ではありません。
確実に合格を勝ち取りたいのであれば、さらに自身のレベルをもう1段階、2段階上げる必要があります。
■新鮮な問題に触れてモチベーションを取り戻す
ネットスクールの模擬問題集を繰り返し解き続けたあなたは、毎日毎日同じ問題ばかり解き続け、モチベーションが落ち気味になっているでしょう。
何度も同じ問題を解いていると、答えを覚えてしまって、問題を解くのではなく、ただ答えを書く作業になりがちですよね。
ここで一旦TACに移ることで、新鮮な問題に触れて緊張感を取り戻す、また、初見で問題が解けることで、自身の努力が着実に実っていることを実感することができ、モチベーションを取り戻すことができます。
このような理由で2冊目(TAC)を薦めていたりもします。
こちらは全4回分(第158回向けの場合)ですが、全ての回で安定して70点以上取れるようになれば、もう試験当日はどんな問題が来ても落ち着いて取り組めるようになります。
③交互に繰り返しやり込む(90点以上)
ここまできたあなたは、もう既に知識レベルでは十分合格圏内です。
しかし、試験で問われるのは知識だけなく、解答スピードや正確性なども併せて備わっている必要があります。
この段階では、実際に時間を計って、時間内で正確に解いていくことに重きを置きます。
実は、ステップ1~3で一番大変なのはステップ1で、ステップ3まで来ると、実力も自信も付いてきて気持ちがとても楽になります。
ここまでくると、あともう1歩ですので、ぜひ最後まで頑張ってほしいです。
すべての回で安定して90点以上取れるようになるまで、ネットスクール→TAC→ネットスクール→TAC→・・・、と何度も何度も "交互に" 繰り返し解き続けましょう。
「交互に解く」というのがとても重要です。
上述していますが、続けて何周も同じ問題集ばかり解いていると、モチベーションがだんだん下がってきますので。
また、解きなれた問題であっても、すべての回で満点取るのはとても難しいです。
やってみると分かるかと思いますが、満点を目指すというのは、試験とはあまり関係ない能力を磨くことになり、時間の無駄です。各回90点以上取れていれば十分です。
すべての回で安定して90点以上取れるようになれれば、いつ試験を受けに行っても、80点以上は取れる実力になっているでしょう。
過去問を解く必要はあるか?
最後に、統一試験の過去問について触れておきます。
ネット試験の対策という観点からは、過去問を解く必要は全くありません。
2020年度以前の統一試験と、ネット試験では、解答時間も出題形式も違います。
さらに、最近の統一試験(第156回,157回)は、受験者が裸足で逃げ出すほど(比喩です)のナイトメア級の難易度となっており、ネット試験の対策にはあまり使えないでしょう。
気分転換の腕試しで解いてみてもいいとは思いますが、深手を負う前にそっ閉じしましょう。
おトク情報
ネットスクールの模擬問題集はこちら↓から注文されると、10%OFFで問題集を購入できます。
この機会に是非ご利用ください。
さいごに
ネット試験を受けようか悩んでいる方、力及ばず1度落ちてしまった方、実力が伸び悩んでいる方、自分のやり方に自信が持てない方、今回紹介した方法で是非、合格を勝ち取ってください!
あなたの努力が実ることを陰ながら応援しています。
最後までご閲覧いただきありがとうございます。
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