【資格試験】モチベーションを維持するたった1つの冴えたやり方
こんにちは、床の間 天です。
今回は誰でも簡単にできるモチベーション維持の方法をお送りしたいと思います。
遡ること、2020年1月に簿記2級の勉強を始め、合格したのが2021年2月。
なんと1年以上もの間、簿記2級を勉強していたことになります。
しかも、全くの簿記の初学者ではなく、簿記3級を保持していたにも関わらずです。
簿記2級といえば、簿記3級程度の知識があれば、忙しい社会人でも、半年~多くても10か月くらいあれば、合格できる資格です。
※簿記2級ネット試験の感想と注意点はコチラ
今回は僕の要領の悪さを伝えたいのではなく、1年以上諦めずに勉強を続けられた、そのモチベーションの維持方法を伝えたいのです。
そしてそれは、誰にでも実践できるたった1つの方法です。
モチベーションを維持するたった1つの冴えたやり方
結論から申しますと、義務感や焦り、危機感を持ちましょう!、という話です。
どうやって生むのか、そもそもなぜ義務感や焦り、危機感なのか、等々、具体的に説明していきたいと思います。
義務感や焦り、危機感を生むにはどうすればいい?
2STEPあります。
①とりあえず資格の受験を申込む!
②試験日から逆算して学習スケジュール作る!
たったこれだけです。
①とりあえず資格の受験を申込む!
受験の申し込みをすると、受験するからには、と義務感が生まれ、勉強しなければなりません。
安くない受験料を払うわけですから、そのお金を無駄にするわけにもいきません。
また、受験日が近づくにつれ、さらに焦りや危機感も生まれてきて、嫌でも勉強しなければならない状況が作られます。
②試験日から逆算して学習スケジュールを作る!
「この量をこなせれば絶対受かる!」と自分で思う、割と厳しめの学習量でスケジュールを組むことをお勧めします。
なぜなら、自分の設定したスケジュールと進捗がズレるほど、焦る気持ちが生まれ、勉強するようになるからです。
「この量をこなせれば絶対受かる!」、は裏を返せば、「この量をこなせなければ落ちるかもしれない」、という心理状態にもつながり、自分自身にはっぱをかけることができます。
以上の2STEPでは、
①とりあえず資格の受験を申込んで義務感を生み、
②試験日から逆算して学習スケジュール作って、さらに危機感や焦りを生み出します。
なぜ、義務感や焦り、危機感なのか?
2つのドライバー
想像してみてほしいのですが、何か行動するときに、どのように考えて、その行動をしますか?
例えば、会社に行くとき、多くの人は「会社に行かなきゃ!」と思って、会社に行きますよね。
また、ゲームをするときは、「(勤務中)ああ、ゲームしてぇ」と思って、帰宅と同時にゲームを始めますよね。
人は何か行動するとき、大体はこの2つの心理が起因となっているのではないでしょうか。
(もう一つ、習慣化された行動(歯磨きとか)がありますが、後で詳しく述べます。)
この行動の起因となっている心理を、ドライバーと(勝手に)呼ぶとします。
ドライバーには2種類あって、それぞれをポジティブドライバー、ネガティブドライバーと(勝手に)呼ぶとします。
会社の例では、会社に行かなければならない、という義務感や危機感(ネガティブドライバー)が起因となって会社に行くと思います。
ゲームの例では、ゲームしたい!、というワクワク感とか高揚感(ポジティブドライバー)が起因となってゲームを始めると思います。
※会社やゲームに対して逆の考え方をする方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで例です。
資格取得に向けて持っておきたいのは、ネガティブドライバーの方です。
なぜネガティブドライバーなのか?
また想像してみてほしいのですが、ポジティブドライバーとネガティブドライバーが混在する場合、皆さんはどちらを優先しますか?
具体的には、先ほどの例で、「会社に行かなきゃ!」、「でもゲームしてぇ!」と、同時に思っている時、みなさんはどうしますか?
ほとんどの場合は、会社に行くこと(義務感、ネガティブドライバー)が優先されるのではないでしょうか。
※たまに、本当にゲームがした過ぎて、「すいません、今日ちょっと体調が悪いので仕事休みます、ゲホゲホ」、という日があるかもしれませんが、毎日ゲームがしたいからと言って、毎日会社を休む強者は中々いないはず。。。
ネガティブドライバーの使い方
では、ネガティブドライバーを資格の勉強にうまく利用するにはどうすればいいでしょうか。
それは、冒頭に述べたSTEPの1つ目、「①とりあえず資格の受験を申込む!」です。
とりあえず試験に申し込むことで、受験に対する義務感(ネガティブドライバー)が生まれ、勉強しなければならない状況が作られます。
そして、日常生活において、資格の勉強というネガティブドライバーと、その他のポジティブドライバー起因の行動が混在する場合、ネガティブドライバーである資格の勉強が優先されます。
資格の勉強にネガティブドライバーを上手く利用すれば、忙しい社会人であっても、日々の生活の中で資格の勉強時間を自然に作り出せるようになります。
さらにモチベーションを高めるには?
ネガティブドライバーには義務感や危機感、焦りがありますが、積極的に利用していきたいのは危機感や焦り(期限付きネガティブドライバー(と勝手に呼ぶ))です。
またまた想像してみてほしいのですが、あなたは学生です。
明日試験があるとして、でも現時点であまり勉強はしていないのですが、一夜漬けで何とか間に合う勉強量が必要だとします。
現在夜の8時、「さて、勉強始めるかな。徹夜すれば間に合うやろ。朝8時に家を出るとして、あと12時間もある。」
(カリカリ・・・)
(カリカリ・・・)
(・・・、・・・、zzz・・・)
バッ、「あ、やべっ、寝てた!時間は・・・、6時!!!、あと2時間しかない!!どうしよう!!!」
こんな時、あなたはどう考えますか?
「仮病は・・・、最終手段にしよう。」
「試験で一番出そうな箇所は・・・」
「車で送ってもらえば20分は時間が浮くな」
などなど、どうしたら最短最速で目的を達成できるか、頭をフル回転させて考えます。
このプロセスこそがあなたのモチベーションを最大限にまで引き上げるのです。
これが期限付きネガティブドライバーの効果です。
期限付きネガティブドライバーの使い方
では、期限付きネガティブドライバーを資格の勉強にうまく利用するにはどうすればいいでしょうか。
それは、冒頭に述べたSTEPの2つ目、「②試験日から逆算して学習スケジュール作る!」です。
自ら厳しめの期限を設定することで、日常的に焦りや危機感を持つことができます。
ここで重要なのは、頑張れば達成できる程度のスケジュールを立てることです。
明らかに無理なスケジュールを立ててしまうと、スケジュールが守れないことが分かった時点でやる気を失ってしまい、日々の勉強どころか、受験さえも投げ出してしまう可能性があります。
勉強が進むにつれ、学習スピードも上がってくるでしょうから、最初はざっくり立てて、ときどき修正しつつ、試験日に向けて仕上げていくのがいいと思います。
モチベーション維持の最終形
ここまでネガティブドライバー(特に期限付きネガティブドライバー)の紹介と使い方について書いてきました。
ここまで読んでくださった方々には、もう一歩進んだモチベーションの維持方法を取得してほしいのです。
それは、習慣化です。
習慣の例
習慣の例としてよく取り上げられるのが、歯磨きです。
歯磨きするのに、焦りや危機感はありますか?
(義務感は少しあるかもしれません。)
何もなくても自然に毎日やってしまうこと、これが習慣と言えるでしょう。
習慣化するには?
これにショートカットはありません。
文字通り、習慣化するまで、日々繰り返すしか取得方法はないです。
ただし、習慣化するためのツールとして、ネガティブドライバーは大いに活躍すると思います。
ぜひ習慣化するまでのお供に役立ててください。
ネガティブドライバーの欠点
ネガティブドライバー起因の資格勉強と、習慣化起因の資格勉強には大きな違いがあります。
それはトリガーの有無です。
ネガティブドライバー起因で資格勉強をする場合、義務感、焦りや危機感がないと勉強が始りません。
一方で、習慣化されている場合は、何もなくても自然と勉強を始めることができます。
これが唯一ネガティブドライバーの欠点と言えると思います。
僕が1年以上あきらめずに勉強を続けられた理由
もうお分かりと思いますが、僕の場合は、簿記2級の勉強がいつの間にか習慣化されていました。
始めの内は、試験日から逆算してスケジュールを細かく組んだりしていたものの、コロナで試験がお流れになり、次の回ではスケジュール通りに勉強しても落ち、最後の方は、「頑張ろう!」という気持ちさえなく、ただただ机に向かって勉強していました。
完全に、全自動ペン動かし機です。
受かったときは、開放感と同時に寂しさも感じるほどでした。
しかし、世にいう難関資格に受かっていく人というのは、感情を捨て、機械(全自動ペン動かし機)になって、日々淡々と机に向かっている人なんだろうなと思います。
そう思うと、僕もまだまだ修行を積む必要がありそうです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
今回はモチベーション維持の方法についてお伝えしました。
当面の目標は、公認会計士!!や、司法書士!!、などの難関資格ではなく、「全自動ペン動かし機」、これを目指してみてはいかがでしょうか。
何にせよ、みなさんの目標が達成されることを陰ながら応援しています。
最後まで閲覧いただきありがとうございます。